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豆乳の成分
豆乳の成分には何が入っているのでしょう?
豆乳のタンパク質は、含まれる量 が多い上に、栄養価が高く良質であるという特質があります。
タンパク質は皮膚、内臓、筋肉、骨、血液などの細胞や組織を作ってくれるほか、酵素やホルモンなどの材料になります。
タンパク質は体内でアミノ酸に分解され吸収され各組織に行き渡ることとなります。
その際、食物からしか取れない「必須アミノ酸(8種類)」をバランス良く含んでいるか否かで栄養価を決められています。
植物性タンパク質は一般にそれが低いのに対し、大豆=豆乳夕ンパク質は必須アミノ酸構成の良い動物性タンパク質に近い構成のため、良質とされているのです。
また、肉類は栄養価が高い反面、コレステロールの原因になりやすいのに対し、豆乳タンパク質にはそれを下げる作用などの効果もあります。
過剰なコレステロールを排出し血中コレステロールを低下させ、血管壁を丈夫にする作用が認められていて、動脈硬化や高血圧の予防に期待が持てます。
このことからも大豆が高血圧や動脈硬化の予防に効果的と言われているのでしょう。
国産大豆の主な栄養成分としては、
(1)タンパク質(35%)
(2)炭水化物(28%)
(3)脂質(19%)
(4)水分(13%)
(5)灰分(5%)
となっています。
(参考 〈五訂〉日本食品標準成分表)
大豆は、タンパク質、脂質の他に、カルシウム、鉄などのミネラル類、ビタミンB1・ビタミンB2、ナイアシンなどのビタミン類も豊富にみます。
さらにレシチン、サポニン、イソフラボンなど大豆特有の成分もあります。
これら大豆特有の成分の効果は、
サポニン(抗酸化作用、抗がん作用)
レシチン(善玉コレステロールの増加、記憶力・集中力の増加)
イソフラボン(骨粗鬆症の緩和、更年期障害の緩和、抗がん作用)
などの効能、効果が注目を集めています。
また、黒大豆のような黒い色がついているのは、色素成分のベータカロチンやポリフェノールが含まれていて、これらの栄養素には抗酸化作用などがあり、活性酸素などを抑えてくれ、生活習慣病の予防やがん予防などに効果があります。
豆乳には体に良い成分がたくさん含まれています。
ぜひ、食事に取り入れてもらいたい一品ですね。